
2000年代から継続してクローズアップのアサガオの花、「The Glory」シリーズを描いている古巻和芳。
カメラを使わないフォトグラム・スキャングラムの手法で、身近な花を特別な存在へと定着させる西村陽一郎。
夏へ向かうナユタセレクション。

古巻和芳
1967年宝塚市で呉服屋の息子として生まれる。神戸大学経営学部卒業後、1990年代からノウゼンカヅラやアサガオの花をモチーフとしたペインティング作品を制作。2006年に越後妻有アートトリエンナーレで「繭の家-養蚕プロジェクト」への参加以降は、港都KOBE芸術祭など国内各地の地域芸術祭で土地の「記憶」をテーマにしたサイトスペシフィック作品を発表してきた。近年は、養蚕に縁が深い桑の木を素材に人物像を彫ったことがきっかけとなり、木像彫刻を手がけているほか、詩をモチーフにした言葉の作品も制作している。
○展覧会歴(個展)
1998 「Flowery」(キリンプラザ大阪)
1999 「花の蔭から」(ギャラリー・ラ・フェニーチェ/大阪)
2002 「The Glory」(ギャラリー二葉/東京、ギャラリー・ラ・フェニーチェ/大阪)
2003 「The Glory」(ハートフィールドギャラリー/名古屋)
2013 「絹の国の母たち」(ギャラリーあしやシューレ/兵庫)
2017 「褜と空洞の間の庭で」(MU東心斎橋画廊/大阪)
2019 「降り積もる、言葉が見える」(ギャラリー島田/神戸)(ギャラリー島田/神戸)
2020 「光の手ざわり」(MU東心斎橋画廊/大阪)
2022 「降り積もる、言葉が見える」(city gallery 2320/神戸)
2023 「糸をわたる Walk on a thread」(MU東心斎橋画廊/大阪)
2024 「Skywalker, Toward Morning Glory」(ギャラリーノマル/大阪)
2025 「Spirit in heaven, Soul on earth」(ギャラリーナユタ/東京)
○展覧会歴(グループ展)等
1991 吉原治良賞美術コンクール(大阪府立現代美術センター)
1993 印象神戸絵画展・優秀賞(神戸市立博物館)
1994 キリンコンポラリーアワード'94・奨励賞(キリン横浜ビアビレッジほか)
1997 兵庫の美術家(兵庫県立近代美術館)
2004 大阪アートカレイドスコープ OSAKA04(大阪府立現代美術センター)
2006 越後妻有アートトリエンナーレ(~2015)
2007 神戸ビエンナーレ(アートインコンテナコンペティション)実行委員会特別賞
2010 西宮船坂ビエンナーレ(兵庫)(2012も)
2014 震災から20年 震災・記憶・美術(BBプラザ美術館/神戸)
2017 港都KOBE芸術祭
○受賞
2008 第36回ブルーメール賞
2022 芸術文化団体半どんの会文化賞
〇コレクション
神戸市立博物館、世沙弥美術館
西村陽一郎
1967年東京都生まれ。美学校で写真を学び、撮影助手を経て1990年にフリーランスの写真家として独立。カメラを使わない写真技法であるフォトグラムやスキャングラムを中心に、植物や昆虫、鳥の羽、水、ヌードなどをモチーフとした作品を発表している。個展、グループ展多数。2002年より美学校写真工房講師、2012年より東京造形大学写真専攻非常勤講師。神奈川県逗子市在住。
●主な個展
2024年「Snaps of adolescence」 Gallery Café 3/東京
2023年「光る夢」Gallery Nayuta/東京
2022年「面影」 ルーニィ247ファインアーツ/東京
2021年「貝殻」zushi art gallery/神奈川
2020年「光る夢」 Gallery Cafe 3/東京
2019年「The Art of Photography by Yoichiro Nishimura」Fabrik Gallery/香港
2018年「青い花」モンミュゼ沼津(沼津市庄司美術館/静岡
2017年「踊ル人」ギャラリーヨクト/東京
2016年「月下美人」みんなのギャラリー/東京
2015年「山桜」zushi art gallery/神奈川
2014年「道端の花」森岡書店/東京
2013年「森の中」アトリエ・プティカ/山梨
2012年「青い花」禪フォトギャラリー/東京
2011年「パトス」 ギャラリーパストレイズ/神奈川
2010年 「月の花」 ルーニィ247フォトグラフィー/東京
2009年「明滅」 ギャラリーユイット/東京
2008年「雪の記憶」 ルーニィ247フォトグラフィー/東京
2007年「青い花」ルーニィ247フォトグラフィー/東京
2006年 「流転」ルーニィ247フォトグラフィー/東京
2005年 「発光」ルーニィ247フォトグラフィー/東京
2004年「水の記憶」ギャラリーユイット /東京
2003年 「光の誘惑~見えない物を見る」東京写真文化館STAGE /東京
2002年「水の記憶」EXILE GALLERY/京都
1999年「光の描いた画、水の影」ライトワークス/神奈川
1998年「LIFE」画廊春秋/東京
1997年「Photogenic drawings」画廊春秋/東京
1996年「On the border of darkness」画廊春秋/東京
1995年「西村陽一郎写真展」画廊春秋/東京
1993年「私の鎌倉散歩」門 /神奈川
●主なグループ展
2024年「光跡 西村陽一郎+人見将 箱島ホタルとガラスの軌跡」 newroll/群馬
2023年「森山大道+西村陽一郎」zushi art gallery/神奈川
2022年「銀河日記」 zushi art gallery/神奈川
2021年「森山大道写真集『Nへの手紙』出版記念企画」 zushi art gallery/神奈川
2020年「zushi art gallery Reopening exhibition」 zushi art gallery/神奈川
2019年「春に寄す」 Gallery Nayuta/東京
2018年「10月の少女達 儀保克幸・西村陽一郎」 Gallery Nayuta/東京
2017年「水無月閉廊」 Gallery Photo/synthesis/東京
2016年「どうしてみんな、花が好き?」 まつだい農舞台/新潟
2015年『ZOKEI教育展「和紙のはたらきかけ」』 ZOKEIギャラリー/東京
2014年「原点を、永遠に。」K’MoPA展 東京都写真美術館/東京
2013年「UNDERGROUND Lab 地下の色層」展 AKITEN/東京
2012年「N.E.W.S」展 ギャラリーSHIMIZU/神奈川
2011年『松蔭浩之×西村陽一郎「写真」展』 文房堂ギャラリー/東京
2009年「美学校資料展」 アートコンプレックスセンター/東京
2008年「美学校40周年記念展」 アートコンプレックスセンター/東京
2007年「現代美術作家16人展『yajirushi"Y"』」 練馬区立美術館企画展示室/東京
2006年「藤山智 写真コレクション展『蒐集創世記』 ビッグストン・ギャラリー/大阪、他
2005年「Allons au marche aux photos! 」 Gallery Private /神奈川 鎌倉
2004年「小さな写真コレクション展」 ギャラリーHORI/東京 中野富士見町
2003年「2003京展」 京都市美術館/京都
2002年「ヤング・ポートフォリオ展」 清里フォトアートミュージアム/山梨
2001年「ヤング・ポートフォリオ展」 清里フォトアートミュージアム/山梨
2000年「PHILIP MORRIS ART AWARD 2000」 恵比寿ガーデンプレイス/東京
1999年「'99 EPSON Color Imaging CONTEST」ゲートシティ大崎 /東京
1998年「ヤング・ポートフォリオ展」 清里フォトアートミュージアム/山梨
1990年「期待される若手写真家20人展」 パルコギャラリー/東京、他
1986年 「美学校写真工房展」 画廊春秋/東京 銀座
●アートフェアー
2022年「KOGEI ART FAIR KANAZAWA」 Hyatt Centric Kanazawa/石川
2021年「Fine Art Asia」 Hong Kong convention and Exhibition Centre/Hong Kong
2019年「Asia Contemporary Art Show」 Conrad Hong Kong/香港
2018年「Asia Contemporary Art Fair Fall 2018 Edition 」 Conrad Hong Kon/香港
2017年「fotofever」 カルーゼル・デュ・ルーブル/パリ
2016年「unseen」 アムステルダム/オランダ
2014年「アートフェア札幌2014」 クロスホテル/札幌
2012年「東京フォト2012」 東京ミッドタウンホール/六本木
2011年「東京フォト2011」 東京ミッドタウンホール/六本木
●コレクション
清里フォトアートミュージアム(K'MoPA)/山梨
THE SINGAPORE EDITION/シンガポール
●写真集
「青い花」2016年/鎌倉現代
「LIFE」1999年/Mole