萩原義弘展「窓」

 

かつて人々で賑わった炭鉱や鉱山跡。日本各地にあった産業の証を、美しいモノクローム写真で記録し続ける作家 萩原義弘。

「雪」はこの作家の代名詞だが、「窓」も作品の中に度々登場してきた。

そこに生活の痕跡が残り、人の存在を感じさせる。

SNOWY』『巨幹残栄』のシリーズから、窓がモティーフとなった作品を選び 展示します。

 

( 企画 佐藤香織 )

 

 

閉山し人が住まなくなった炭鉱や鉱山の社宅。

 

「巨幹残栄」や「SNOWY」の撮影で訪れてきた。

 

そこには人々の生活の痕跡が残り、今でも人の存在感を感じる。

 

特に私は窓に惹かれ、訪れるたびに撮影してきた。

 

「ここで生活した人たちの見てきたものは何だろう」。

 

いつしかそこに興味を持つようになった。

 

離島の絶景に建つ社宅から見える海は、当時とほとんど変わらないに違いない。

 

反面、山中に残された社宅からの眺めは木々の成長とともに年々失われることだろう。

 

変わらぬ風景と変貌する風景。

 

また窓からの風景が見たくなってきた。

 

(萩原義弘)

 

 

 

PROFILE

 

1961年 群馬県生まれ。昭島市在住。

1985年 日大芸術学部写真学科卒。大学卒業後、毎日新聞社で報道写真に携わる。

 2001年 さがみはら写真新人奨励賞を受賞。

 2007年 写真家として独立。

 2010年 東川賞特別作家賞を受賞。

 

SNOWYシリーズをライフワークとして制作しながら、国内で数多くの写真展などを企画。

2004年に「巨幹残影(窓社)」、2008年「SNOWY(冬青社)」、2014年「SNOWYⅡ(冬青社)」を刊行。 

国内外での展覧会多数。現在日本大学芸術学部写真学科非常勤講師。

 

 

 

 

萩原義弘展「窓」

Yoshihiro Hagiwara Exhibition  [ WINDOW ]

 

2018/2/3(Sat)- 2/18(Sun) 12:00-19:00

月曜・火曜休  Mon&Tue  Closed