柳楽晃太郎展 Kotaro Nagira Exhibition
Stopped WEAVING cloth.
Decided WEAVING world.
布を織ることをやめ、関わりを織ろうとする作家、柳楽晃太郎。
廃棄物、リサイクル衣料、思い出の品などが織りこまれたその作品からは、
今という時代の「価値」を見出そうとする視線が垣間見え、
この世界と積極的に軽やかに関わる歌声が聴こえてきます。
(企画 : 佐藤香織)
【織る】
織るとは何か考えている。
布を織るという目的を捨てた。
縛る、構築する、繋ぎとめる、紛れ込む‥‥。
そこには数々の関わりを表す言葉が残った。
織るというフィルターで世界を見る。
世界がつながりで見えてきた。
そんな世界を織ることにした。
【消費】
私たちは消費する社会に生きている。
モノや人、文化や歴史を消費している。
消費や創造は物事の関係や価値の変化だと言える。
世界の関係や価値は容易に変化していく。
私は変化する世界の見せる一瞬を織っている。
(柳楽晃太郎)
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